基礎断熱の床下にカビ
基礎断熱住宅の床下のカビ事例は、時々耳に入ってきます。
元記事日経アーキテクチュア『カビに悩む築3年の基礎断熱の住宅』
今後こういった事例は増えていくのかな、と危惧しています。
私自身、建物全体を基礎断熱する工法は採用しないことにしています。
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近年、基礎断熱工法が多く採用されていますね。
この事例の場合、基礎断熱に吹付ウレタンフォームを使用していますが、「ボード状ウレタン断熱材」と違い、「吹付」の場合はグラスウールと同じ扱いですので、気密シートなどを張って室内側と縁を絶つ必要があります。
床下の湿度が下がらないのは、「吹付」ウレタン断熱材は湿気を吸いやすいので、室内側、そして基礎や床コンクリートから外の湿気を吸っていることも考えられます。
ボード系断熱材も「吹付」ウレタンフォームほど湿気を吸いませんが、湿気を吸うとなかなか抜けません。
私自身、勉強不足もあり、建物全体を基礎断熱する工法は採用したことがありません。(浴室の床下は、ユニットバスの場合どうしても基礎断熱になりますが)
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