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2009年9月23日 (水)

FinTour 3(AM)

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8月29日(金)3日目

今日は、個人的に一番楽しみにしていた

アアルトの別荘、夏の家を見られる日だ。

 

ホテルのエレベーターホールには、キッズルームが。

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鍵を借りて使うらしい。

とても楽しそう。

 

朝食は、やはりビュッフェ形式。

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ユヴァスキュラは、フィンランドで第二の都市とあって、昨日と同じ系列のホテルながらレストランもお洒落になっている。

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食材は、やはり新鮮で美味しい。

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少し色の薄いスイカ、でも甘くて美味しいのには驚いた。

 

7:15 出発

ホテルは繁華街の中にあり、街には花が飾られている。

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掃除のお兄ちゃん。

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エアーで葉っぱやゴミを吹いて集めている。

 

ユヴァスキュラの駅。 

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↑を左側面から見たところ。

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外観のバランスがいいのか、写真で見るとあまり大きく感じないが、4層ほどの建物。

 

コールテン鋼という、錆びると錆びの進行が止まる鉄を使った塀。

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横長に開いた穴が、閉塞感をなくして効果的だ。

 

ホテルのフロントで聞いて、バス停のつもりで向かったのは、なんとバスの待機場所だった。

 

(ここで全員、猛ダッシュ)

 

何とか時間に間に合い、ムーラッツァロ行きのバスに乗る。

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バスに乗って、すぐに見えた白い食器だけのお店。

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バスに揺られること30分、終点間際の住宅地の風景は、想像していた以上に北欧の風景だ。

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赤い外壁に白い窓、さらに平屋なのが嬉しい。

 

ポストは表通りに並べてあって、各家々から取りに行くようだ。

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(ホントかな?)

 

黒くてモコモコした犬がお散歩。

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道端には絵本に出てくる通りの赤いキノコ。

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あとで地元の人に食べられるかどうか聞いたら

 

 「It's kill you.」

 

と言われた。

 

アアルトの夏の家の案内看板。ここでガイドさんを待つ。

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看板には「ムーラッツァロのコエタロ、実験住宅」とある。

フィンランド語で、コエ=実験、タロ=建物のこと。

アアルトの別荘であると同時に、デザインを確認するための、まさに実験をした住宅でもあった。

 

コエタロをガイドしてくれるパイヴィさん。

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敷地に入る前に、簡単な説明を受ける。

 

ゲートをくぐって林の中を歩くこと5分。

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ようやくコエタロが見えてきた。

 

左が玄関、右手前はあとで増築したゲストルーム。

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増築は家族のためと同時に、来客も多かったので。

写真では分かりにくいが、実は岩の上に丸太を敷いて土台にしている。建築当初(50年以上前)のオリジナルのままだそうだ。

 

端正な玄関。

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建物を左手に廻って、中庭へ。

 

ああ、

写真で幾度となく見た建物が目の前にある感動。

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床もレンガが、いくつかのパターンに敷き詰められている。

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結構デコボコしているが、その辺は気にしないのか、意外とラフなところも多い。

 

中庭を囲む塀は、内側はレンガのまま、外側はレンガにプラスター(漆喰)塗り。

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中庭からリビングに入って説明を受けながら見学。

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窓は、額縁で切り取った絵のような、林と湖の風景。

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パイヴィさんに座ってもらって、記念撮影。

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椅子やカーテン、カーペットなど調度品は、すべてアアルトか奥さんのデザインだ。

 

一通り見学して裏側にまわって全体を見る。

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木造とレンガ造が違和感なく融合している。

 

旅行に出かける前は、アアルトのデザインはシャープで少し冷たいデザインだと思っていた。

ところが、実物はそうではなく、なんとも温かみのある、素材感あふれるものだと分かった。

やはり、百聞は一見にしかず、であり、これこそ旅行の醍醐味だ。

 

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木立を抜け、湖畔まで降りていくと、サウナ小屋がある。

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このサウナは、スチームではなく、スモークサウナ。

中で火を直接焚いて入る、伝統的なサウナ。

つい前日に、アアルトの身内が使ったらしく、きな臭い香りがしていた。

 

これはアアルトのデザインではないが、中身はアアルトデザイン。

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その中身は・・

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木造の船。

コエタロができると同時に、アアルトがデザインに取り掛かったとのこと。

今は橋がつながったが、当時は船でしか行けない島だったのだ。

もひとつ、当時は目の前の湖の中で一番大きく一番早い船だったそうだ。

 

また林を抜けて、ゲートのところへ。

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外には、もう次のゲストが待っていた。

 

今回、コエタロを見学するのに、事前に予約をしていったのだが、実は午前は予約を受け付けていなかった。

そこを無理にお願いし、見学費用を追加することで、実現したのだ。

いつまた行けるか分からないと、無理を言って予約してもらったので、とても嬉しかった。

 

コエタロを見終わって、個人的にこの旅の目的をほぼ達成したような気分。

しかし旅はまだ序盤。

 

バスが来るまで、間があるので、少し歩いて散策することに。

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こんなに民家を見られて、嬉しい。

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日本でも似たような家を見ることができるが、決定的に違うのはロケーション。こればかりは敵わない。

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地面が岩盤なのがよく分かる。

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少しバスに乗って、セイナッツァロの村役場へ。

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右上が議場、その下に事務所、左が図書館。

左側から裏へ廻ると、階段とも花壇とも言えない段がある。

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アップ。

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上から見るとこんな。

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上の中庭が、役場の入口。

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あの上の三角屋根の中は、議場。

 

まずはトイレ。

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木の便座がいい。

館内は暖かいので、それほど冷たく感じない。

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個室のドア金具。

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手洗い。

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この蛇口金具、日本にもないかな。

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中庭を横に見ながら進むと・・

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回廊は、まるでリゾートホテルの廊下のようだ。

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階段を上がって、議場入口前の廊下。

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議場入口は吊り引き戸。

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議場入口引戸の取っ手、日本的。

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議場の天井は高く、木造で手の指を広げたような構造。

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議場は、わざと?暗くしているようで、落ち着いた雰囲気を醸し出している。

 

これでようやく午前の部終了。

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バスに乗って午後の部へ。

 

縦縞帽子の彼はタイガース、じゃなくてヤンキースだった。

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コメント

これはこれは~~
建築家には たまらない旅行でしたね。
写真で見ていたのと、実際では
やはり感想が違いますね!!
北欧の家や 家具は なんとなく
生活感がなくて、確かに冷たい(スタイリッシュ)
イメージがありますが・・・・

先日 新聞に 世界の企業イメージ
ベスト10だか?出ていましたけど、
ベスト 3に、確か フィンランドの
家具屋さん(名前忘れましたが 有名な)
が挙がっていて・・・驚いた思いがあります。

投稿: たぬき | 2009年9月28日 (月) 08時43分

たぬきさん
長文にお付き合いいただきありがとうございます。それもまだ午前だけ(笑)

あちらの建築は基本的にレンガやコンクリートですので、要所要所に木を使っていますが、それが上手いんですね。

北欧の家具にも金属を使ったクール系からウッディなものまで色々ありますね。
実物に座ってみないと、本当のところ分からないのが椅子です。
クール系でも座ってみたら、とても温かみがある、なんてこともありますので面白いです。

有名な北欧の家具屋さんというとイケアしか思い浮かばないのですが、イケアはスウェーデンですね。

投稿: やまじ | 2009年9月28日 (月) 18時01分

そうそう~イケア
スウェーデンですか!
無知で すいません m(__)m

東京には大きなイケアのショップあるんでしょうね???

投稿: たぬき | 2009年9月29日 (火) 08時33分

たぬきさん
イケアは船橋と横浜にあるんじゃなかったでしょうか。
身近に北欧デザインを感じられると思いますので、一度行ってみたいですね。

投稿: やまじ | 2009年9月29日 (火) 09時21分

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