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2008年3月13日 (木)

設計士・建築家

たぬきさんからご質問がありました「設計士と建築士の違い」について、改めて書きます。後半では建築家についても触れておきますね。

 

まず、設計士という資格はありません。

建築士試験に合格すると、建築士試験合格者。

必要な手続きを済ませて登録すると、ようやく建築士となります。

木造建築士・二級建築士は県に、一級建築士は国に登録。

それぞれ設計・工事監理できる範囲が違います。

  

設計という業種はありますが、設計事務所は公には建築士事務所登録になります。

建築士事務所登録とは、建築士が設計・工事監理(管理ではない)等の業務を行うに当たり必要な登録で、この登録なしに報酬を得る業務をしてはいけないことになっています。

当たり前のことですが、建築士がいないと建築士事務所登録できません。

反対に建築士がいれば、工務店であっても建築士事務所登録ができます。(ウチがこのパターン)

 

設計士と呼ぶようになったのは、お客さんが打ち合わせの都合上、尊敬の意味も含め?そのように呼んだのではないかと思います。

会社側も設計士なんて言うと、箔が付いたように聞こえますし。

ですから「設計士さん」と言われたときは、「いえ、建築士です」と説明しています。

 

建築士だから何でも分かるかというと、そうでもなく、建築に関して最低限の知識を持っている資格者と言うことになるでしょうか。

それぞれに得意分野や専門知識があるという点では、医師と同じように思います。

 

 *****

 

さて、建築家について。

建築家については、公の資格はありません。

建築家を一つの業種として捉える建築家協会というのがありますから、そこに登録できれば建築家といえるでしょう。

しかし、TVなどでよく見かける有名な建築家は多分、登録していないはずです。

少なくとも、安藤忠雄氏は登録されていません。

私が好きな建築家の中には、建築士資格がなくても建築家として活躍されている方もいらっしゃいます。

ちなみに、ウチのように工事の請負(うけおい)もしていると、建築家協会には登録できません。設計専門でないと、ダメとのことです。

 

建築家とはつまり、建築に関する総合プロデューサー的な人、と言えますか。

しかし、工事を受ける受けないにかかわらず、建築家と呼ぶべき人はたくさんいるはず。

個人的には、かつての大工の棟梁も、建築家と言えるのではないでしょうか。

今ならば、宮大工の親方を建築家と呼ぶべき、と思います。

 

安藤忠雄氏による光の教会。

いえいえ、安藤忠雄氏が設計して、職人たちが作った光の教会、と言わなくては職人さんに申し訳ありません。

どちらも立派な職業なのです。

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コメント

shineなぁるほどぉ~~sign03
設計士さんという職業はないんですね~つい~言いやすい響きなのでしょうか。
建築士さんは、それこそ~お客様のニーズにあわせて~構造から~使い勝手までをトータルで提案される大事なお仕事ですね。
↓のお客様(46歳)や奥様もどんどん~~我がままを言って、素敵なお家に仕上がると良いですね。
アレコレ~~お家の事を考える時も~楽しい行程でもありますよね~。

投稿: きりちゃん | 2008年3月13日 (木) 21時00分

きりたんぽさん
設計士、あやふやな言葉なんです。
会社の中で設計士と呼ぶ分にはいいと思いますけど、建築士じゃないことも有り得ます。
反対に、設計しなくても、大工や建具屋、水道屋など建築士資格を持っている人はたくさんいますね。

↓夫(46)さん、今が楽しく、また悩ましいときでもあるでしょう。
一生懸命サポートしまーす。

投稿: やまじ | 2008年3月14日 (金) 09時05分

今は楽しいよりも、悩ましいよりも
仕事が忙しくて、それどころではありません(笑)

こういうときはイマジネーション力ゼロですので
なーんにも思いつきませんわー

投稿: 夫(46) | 2008年3月14日 (金) 10時28分

夫(46)さん(笑)
時々仕事から離れて、自分の好きなことを考える時間て、大事ですよねぇ。
時間は作るのでなく予定する、と聞いたことがあります。
難しいですが、なるほどと思いました。

投稿: やまじ | 2008年3月14日 (金) 11時57分

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