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2005年12月 7日 (水)

構造計算偽造問題に関する国会参考人招致

今日、お昼からのNHK国会中継を見ました。

構造計算偽造問題に絡む参考人質疑で、参考人として呼ばれたのは、

姉歯建築士、コンサルタントの総研・内河社長、構造計算の異変に気づいた構造設計事務所・渡辺社長、イーホームズの藤田社長、日本ERIの鈴木社長

の5人でしたが、問題の核心人物でもある前者二人は、体調不良を理由に欠席していました。

2時間にも及ぶ参考人質疑で、議員先生が5人ほど、自分の持ち時間を使って、順番に質問していくのですが、質問内容が微妙に(かなり)ズレているのが、もどかしかったです。

感想はまず、議員先生方は勉強不足。 参考人の選定もおかしい。欠席した二人が一番のキーポイントなのに対し、残った3名は必要ないと思うし、かえって可哀相でした。

また、議員の質問内容を聞いていると、自分(=政治家)たちが法律を都合よく改正してきたことを反省しろ!と言いたくなりました。(実際にTVに向かって何度も言いましたが)

ポイントの一つである「建築確認」という業務は、構造計算を確認するのではなく、『どこに』『誰が』『どんな建物(面積や建物の形状など)』を建てるのか、を「確認」することが仕事。 

今回参考人として出席している、民間確認検査機関のイーホームズや日本ERIは、この業務を行っています。 民間機関で「建築確認」ができるようになる前は、市役所など行政へ行って同じ「建築確認」をしてもらうので、作業的に変わりはないのです。 つまり、今回のマンションが行政で「建築確認」が行われたとしても、事件の発見時期は大して違わなかったと思います。

結局、「建築確認」とは、設計者や建設会社のモラルの上に成り立っているということと、「確認」というシステムや内容に不備があることになります。

実際に、自分で建物の「建築確認」申請をするとき、毎回「何でこんな内容の書類を提出しなくちゃいけないんだろう」と思うところが、たくさんあります。

初めは、政府の問題ではないなと思いましたが、今回の参考人招致を見て、いずれ政府の責任も問われる必要があるでしょう。

被害に遭われた方々が、本当に気の毒です。

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コメント

ふむふむ~~な~~るほど。
確認ってのは そのくらいの意味なんですね。

どんな世界も モラルに基づいています。

銀行員だって、会社の経理係だって。

不正があるはずだと 常に目を光らせて
おかないといけない 世の中は寂しいね。

信用していると・・・痛い目にあう時代!

投稿: たぬき | 2005年12月 8日 (木) 08時25分

「審査」でなく「確認」ですからね~。
柱の大きさだけは、記入する欄があるので、あまりに細ければ分かりますが、梁(はり)は分かりにくいでしょうねぇ。
それに、構造のプロになると、ホントにこれで大丈夫?と思うくらい、細い構造でも安全に設計できるそうです。
ですから、見た目だけで判断できないため、確認検査機関などでは見過ごしてしまうケースもあるようです。

>信用していると・・・痛い目にあう時代!
コミュニケーションで信頼を重ねるのが、遠回りのようで、実は一番近道な気がします。

投稿: やまじ | 2005年12月 8日 (木) 11時33分

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